【問屋在庫処分品】【本場結城紬】地機織着尺100山亀甲・諸絣併用「正倉院双鳥連珠唐草文様」一反に込められた惜しみのない想い

   

◆最適な着用時期 袷(10月〜翌年5月) ◆ご着用年齢は問いません 〜50代 ◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティーなど ◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など 絹100%長さ12.2m 内幅37cm(裄最大70cm)本場結城紬検査協同組合、本場結城紬卸商協同組合の証紙がついております。

本場結城紬着尺 100山亀甲詰諸絣 唖然もはや…言葉が見つかりません。

もちろんお好みのあるものだとは重々承知しておりますが、この地値打ち。

問屋在庫処分品として入荷いたしました。

それでなくてはこのお値段でご紹介できるお品ではございません。

ご理解頂ける方に大切にお届けいたします。

1反のお着物に沢山の人の想いや技術、そして歴史をも感じさせる一枚をぜひとも御覧ください。

職人たちがこぞって腕を競い、良きものを作り続けていた時代。

亀甲の和を増やし、地糸に色糸を入れ、擦り込みで有色の絣を付けたり…そんな切磋琢磨から生まれたお品。

手間暇惜しまず織り上げられた逸品でございます。

通常の流通であればのお品であれば一体おいくらのお値段になることでしょう。

間違いなく本場結城紬の最高峰のクラス。

現実的なお値段でご紹介できる大変お値打ちなお品でございます。

ゆっくりとその絣の趣を感じていただければと存じ上げます。

通の行き着く最後の本結城。

まさに最高クラスの超逸品をご紹介します。

「重要無形文化財」の本結城は、 以下三つの要件を満たさなければ指定されません。

本品は、その全てを満たす重要無形文化財指定技術使用・100山亀甲絣の作品です。

 ・手紡ぎの絹糸の使用  ・手括りの絣  ・地機で織り上げられる事 糸づくりでは、 蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、 この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。

右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、 糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。

これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。

また絣括りは、 経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、 口にくわえた木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。

括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。

地機の織り技法では、 経糸の片側を機にとめ、もう片側の手前の部分を枠に、 きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。

経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、 織り手さんが全身を使って経緯を調節して織り上げるので、 驚くほどしなやかに仕上がります。

さらには地絣…画像にある無地場をぜひともご覧くださいませ。

水色から桃色に変化する一本一本の経糸がご覧いただけますでしょうか。

この幽玄なお色味の移り変わり、もちろん『染』ではございません。

驚くことに全て『織』でこちらを表現しております。

そして諸絣・・・問屋様の中であってもご存じない方もいるほど、言葉としましては有名ではございませんが、絣の織物は通常、絣糸と絣糸との間に無地の糸を入れて織ります。

諸絣とはこの無地の糸部分にも絣糸もしくは先染めの糸を入れて織り上げているお品でございます。

お品の中で言えば画像にお柄の部分がそれに当たります。

この2つの技法を織り上げる事のできる織子さんが果たして今や何人いらっしゃるのでしょう。

単純に絣合わせの手間がかかりますので、必然的に一反を作り上げるのに更に時間がかかるお品でございます。

結城ならではの柔らかでほっこりとした地。

前述したように、幻想的に織りにて分けられた桃色と水色の地。

その地に倉院双鳥連珠唐草文様と題された、諸絣の意匠を織り上げました。

目を瞠る細やかな絣細工… 考えるだけでも、気の遠くなるような心地がいたします。

さりげない上等を楽しむ御着物として装っていただけます。

三代お召しになって味が出るといわれる素晴らしい地風は、 丁寧に紡いだ上質な真綿を使用しておりますので、本当にしなやかです。

織り手さんや絣を括って糸を染める職人さんの根気が伝わってくる、 確かな織物という美術工芸品。

一流の手仕事の美しさを末永く愛でていただける方にお届けいたします。

洗い張り、仕立て直しを繰り返し、母から娘へと世代を超えて。

末永くご愛用いただきたい逸品でございます。

どうぞ大切に… 歳月を経ることで生まれる織のなじみを、肌奥にしっかりとご堪能ください。

どうぞお見逃しなくお願いいたします。

お仕立ご希望の場合、[ 袷 ]地入れ2,750円+※胴裏7,260円〜+紬八掛12,650円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。

[ 単 ]地入れ2,750円+衿裏2,200円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。

・海外手縫い価格です。

国内手縫いは、「大島紬・結城紬」+23,100円(税込)、「左記以外の紬」+12,100円(税込)で承ります。

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら (地入れ) ※着姿の画像はイメージ写真です。

柄の出方が少々異なる場合がございます。

[文責:吉澤 和幸] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。

  • 商品価格:528,000円
  • レビュー件数:0件
  • レビュー平均:0(5点満点)

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